twitter に気になるつぶやきがありました。
@T_ESPRESSO TSUBASA ESPRESSO
ドリテックデジタルスケール Francfranにて購入。0.1gの計量に対応。これで抽出後のエスプレッソの重さを量るのだ。 twitpic.com/69eff3
なぜ液量ではなく重さを計るのかが分からず、質問したら、次のように答えていただけました。
@T_ESPRESSO TSUBASA ESPRESSO
@aleut_works 目で見るクレマの状態に左右されずに、同じレシピで抽出するためだと理解しています。豆を変えたら、まずはドーシングした粉の量と、抽出したエスプレッソの量をはかってテスト抽出すれば、望む抽出により早く近づけるのではないかと。まだ実験中ですが。
この答えには唖然としました。今まで何度か0.1gのハカリを買おうとして、意味がないからと見送ってきたのです。なぜなら挽く前の豆を正確に計っても、排出される粉の量は一致しないし、こぼれ落ちたり自分で取り除いたりするからです。
その点、最終的にドーシングされた粉の重量を正確に計れば、安定した抽出に邪魔な要素を確実にひとつ排除できます。ひとつの排除がどれほど大きいか。だって、あとは粉砕粒度と抽出時間の、たった2つに絞れるのですから! どうしてこれほど初歩的なことに気がつけなかったのか、信じられないような落とし穴でした。
もちろんその日の湿度(おそらく気温、気圧も)、タンピング圧、湯の温度と流量、そして豆そのものといった変動要素は山ほどあります。しかし、これらは一度把握して正確に維持すれば、少なくとも1時間ぐらいは安定させられるでしょう。ポイントをたった2つに絞れるということは、どれほど抽出液のクオリティ追求に集中できるか想像にかたくありません。本当に目からウロコでした。答えてくださった@T_ESPRESSOさんに感謝です! 霧が晴れて爽快な気分です。
すぐハカリ探しの再開です。4社6種ほど比較した結果、DRETEC「ストリーム 」KS-245BK を注文しました。届くのにあと4,5日かかるようで待ち遠しいです。正確さを求めるためにポルタフィルタから外し、バスケットごと計ることになります。念のため、容器で計ってから詰める方法も試してみます。自分のレベルでは意義を見出せないかもしれませんが、抽出液も計ってみようと思います。タイマーで計っていても、案外ずれていることが確かめられるかもしれません。