グアテマラ/エル インヘルト

このツイートからブログを読ませてもらったところ、最後の行に「誰かに飲んで欲しいです。欲しい人はメールくださーい!」と書いてあります! 以前この方のカフェイベントに行き損ねていたぼくは、飲んでみたくてクネクネ身もだえ。しかしこれはどう考えても、スキルを持ったプロへのアピールのはずです。素人が顔を出すとこじゃないよな、と諦めたのでした。が、けっきょく我慢できずにダメもとでお願いメールを送ったところ、なんとOKいただけたのでした。ヽ(^o^)丿

挽く前の豆の状態で、非常に華やかかつミルクキャラメルのような甘い香りです。 18日には到着していたのに出張や急ぎ仕事で手がつけられず、カッピングできたのが5日後。目の前のニンジンは辛いものであり、楽しみでもありました。マゾヒスティックにまず写真を撮ってから、いよいよ試飲です。

澄んで厚みのある酸、ベリーともブドウともつかない明るいフルーティーさ。滑らかな下触り。文句なくグアテマラらしい、甘みをともなったチョコレート感。というか、ここまで色彩豊かなグアテマラを飲んだのが初めてで、信じられない思いでした。エルサルバドル、コスタリカといって出されてもわからないぐらい華やかなのです。もし3つを並べれば、かろうじてチョコレート感で見分けられるかもしれませんが、そもそもブルボンでここまで明るい果実感のあるコーヒーを飲んだことがありませんでした。慌ててこの豆について調べたら、立て続けにCOEを受賞するような優良農園だったことがわかりました。豆そのものが際立っていたわけですが、やはり焙煎の凄さというものをつくづく感じます。そして、ロースターである山本さんの目指す立ち位置が見えた気がしました。ステージは、スペシャルティコーヒーに特化した最先端のカフェです。その日は、そう遠くないように思います。

まだ暑さの残る秋のこと、猿田彦珈琲さんでドリップコーヒーを飲み、旨すぎて鳥肌がたちました。さり気ないマグカップのコーヒーには、産地の空気感が再現されているようで、何十年と飲んできた中でダントツの美味しさだったのです。MW Ko-Hi-さんの焙煎豆は、猿田彦珈琲さんや同じレベルのお店でサービスされるべき豆だと感じます。また、Coffee&Babyさんで抽出されたエスプレッソなら魅力全開でしょう。妄想じゃなくて、実際に飲める日が楽しみです!

 

● Beans Data ●

生産地: グアテマラ共和国、ウエウエテナンゴ県、ラ・リベルタ村、エルインヘルト農園 品種: ブルボン、カトゥアイ(Bourbon, Catuai) スクリーン: 規格なし 規格: SHB(Strictly Hard Bean) 標高: 1500~2000m 欠点: 規格なし 精選方法: 水洗式(Fully Washed)  収穫年度: 2010/2011クロップ 掲載写真の焙煎度: シティ Guatemala El Injerto, La Libertad, Huehuetenango

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